
アナリストレポートを無料で読みたいな~

無料で高品質なアナリストレポートを入手する方法を紹介するよ。
アナリストレポートとは
証券アナリストが企業や業界を分析し、その結果をまとめた投資家向けの情報資料です。投資判断に必要な、企業の業績見通しや評価、目標株価などが記載されています。
投資するかどうか、持ち続けるかどうか判断する際の参考にできます。
無料でアナリストレポートを入手する方法
本記事では、
- 証券会社の無料アナリストレポート
- 証券リサーチセンター・日本取引所グループの無料アナリストレポート
- その他機関のの無料アナリストレポート
を網羅的にまとめています。
さらに、
- アナリストレポートの上手な使い方
- アナリストレポートのよくない使い方
も説明していますので、参考にしてください。
証券会社の無料アナリストレポート
証券会社に口座を開設することで、高品質なアナリストレポートを無料で閲覧できます。以下がおすすめの証券会社です。
証券会社ごとに入手できるレポートが異なるため、すべての証券会社の口座を開設するのがおすすめです。

おくりんはすべての証券会社の口座を持っています。
おすすめ第1位:三菱UFJ eスマート証券
最大の特徴は、日系のモルガン・スタンレーMUFJ証券のアナリストレポートと、外資系のモルガン・スタンレーMUFG証券のレポートが無料で読めることです。
外資系投資銀行のアナリストレポートを個人が入手できるのは、有料・無料問わずに唯一ここだけです。
おすすめ第2位:SBI証券
小型株・中小型株のカバーが充実しています。
一般にアナリストレポートは取引量の多い重要な会社からカバーされることが多いです。しかしSBI証券は個人投資家が主な顧客であることから、規模が小さくても個人投資家に人気が出そうな銘柄がカバーされる特徴があります。
おすすめ第3位:SMBC日興証券
総合証券でアナリストレポートが最も多く閲覧できるのがSMBC日興証券です。
おすすめ第4位:みずほ証券
総合証券の一角として、そのレポートの質も高く保たれています。
証券リサーチセンター・日本取引所グループの無料アナリストレポート
証券リサーチセンターでは、株式市場の活性化に向けて、中立的な立場からアナリストカバーが不十分な企業を中心にアナリストレポートを作成して無料で公開しています。
日本取引所グループは証券リサーチセンターを後援しており、サイト内で証券リサーチセンターの作成したアナリストレポートを公開しています。
その他機関の無料アナリストレポート
アナリストレポートが無料で公開される理由
証券会社の営業ツールとして使われる
アナリストレポートは、証券会社にとって顧客を惹きつけるコンテンツです。質の高いレポートを提供することで、個人投資家に口座を開いてもらい、取引を促すという目的があります。
SBI証券、楽天証券、マネックス証券などは、口座開設者への付加価値として無料レポートを提供しています。
また、証券会社としては株取引をして手数料を稼ぎたいため、買いたくなるようなレポートを作成しています。
中立・非営利の研究機関による情報発信
一部のアナリストレポートは、証券会社だけでなく、中立性を保ったリサーチ機関(例えば証券リサーチセンターなど)によって作成されています。これらは市場全体の活性化や、分析の少ない企業を評価して情報ギャップを埋めるという目的で無料公開されています。
こうした機関のレポートは、証券会社や投資家、証券取引所などで参照され、透明な情報提供を通じて市場の効率性を高める役割を果たしています。
アナリストレポートの上手な使い方
自分の投資判断を「補強する材料」として使う
アナリストレポートは判断の丸投げではなく、自分の分析や考えを補強するためのエビデンスとして使うのが正しい方法です。
決算書で数字を確認し、企業のニュースやIR資料で事実を確認し、最後にアナリストの見解で大枠を補う。こうすると、情報の偏りを防ぎ、判断の質が上がります。
自分では見落としやすい視点を拾う
アナリストレポートには、競合比較、事業別収益性の分析、経営陣へのヒアリング内容といった、個人では収集しづらい情報が掲載されています。
自分で入手できない情報を補完するために使いましょう。
複数のレポートを比較する
アナリストごとに見解は異なります。1本だけを信じるのではなく、複数比較が基本です。
強気・弱気の理由や想定シナリオなどを比較することで、マーケットのコンセンサスが見えてきます。コンセンサスに対して実績がよいか悪いかが株価の動向を左右するため、コンセンサスを知ることは重要です。
アナリストレポートのよくない使い方
「目標株価」をそのまま信用して売買する
最も多い失敗です。アナリストの目標株価どおりに株価が動くわけではありません。株式投資はそれほど単純ではありません。
証券会社はたくさん株取引をしてほしくて、アナリストレポートを無料で公開しています。買いたくなるようにいい情報を多く載せていると考えて、少し冷静に見ることも必要です。
レポートを出すタイミングが「後追い」であることを忘れる
アナリストレポートは市場に情報が出た後に出ます。つまり、その情報は株価に反映された後にアナリストレポートが出るということ。
アナリストレポートが強気だったとしても、すでに株価が上昇した後であることを認識しましょう。
まとめ
今の時代、簡単に無料で質の高いアナリストレポートを入手できます。複数ソースを読み込んで、自分の視点から抜けていたものを補い、市場のコンセンサスを把握しましょう。
無料でも十分すぎるほどの分析情報が手に入るため、投資判断が大きく向上します。
