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相場の天井を見極める方法|テクニカル分析・出来高分析・市場心理分析

相場の天井を見極める方法 投資情報
ねこ
ねこ

今の相場はバブルなんじゃないかって言ってる人がいて心配になってきた。
相場の天井を見極める方法を教えてよ!

おくりん
おくりん

相場の天井を完璧に予測するのは無理だけど、天井を示すサインはいくつかあるよ。

この記事では、テクニカル分析と市場心理の観点から相場の天井を見極める方法を説明します。

特に、伝説の相場師ウィリアム・J・オニールが発見した相場の天井が来る前に天井を見極める方法は、有効性が高そうです。

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テクニカル分析

チャートパターン

天井を示す代表的なチャートパターンは覚えておいた方がいいです。

ダブルトップ: M字型の形成後、ネックラインを割ると売りのサインです。

Wトップチャート

ヘッドアンドショルダーズ(三尊天井): 二番天井のヘッドと、一番・三番天井のショルダーで形成される典型的な天井サインのチャートです。ネックラインを割ると売りのサインです。

ヘッドアンドショルダーズチャート

オシレーター系指標

オシレーター系指標とは、株が「買われ過ぎ」や「売られ過ぎ」を示すテクニカル指標の総称で、相場の反転タイミングを探るのに使われ、RSI、ストキャスティクス、サイコロジカルラインなどが代表的です。

RSI(相対力指数): 70以上で買われ過ぎ、特に80を超えると天井圏の可能性が高いサインです。価格は高値更新しているのにRSIが切り下がっている場合は強力な天井を示すサインです。

RSIチャート

ストキャスティクス: %K(短期線)と%D(中期線)が80以上でデッドクロスすると売りサインです。

ストキャスティクスチャート

MACD: 短期線と長期線がデッドクロスすると売りサインです。

MACDチャート

Fear & Greed Index:相場が過熱すると100に近づきます。100に近いほど売りサインです。

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Fear & Greed Index(出典:CNN

移動平均線

短期線と長期線がデッドクロスすると売りサインです。

株が主要な移動平均線(50日、200日)を下抜けても売りサインです。

移動平均線が横ばいから下向きに転換しても売りサインです。

ねこ
ねこ

ふんふん、聞いたことある!
でも、もっと特別なサインってないの?

おくりん
おくりん

じゃあ機関投資家の動向を推測する出来高分析も説明するよ

出来高分析

伝説の相場師ウィリアム・J・オニールが発見した、相場の天井が来る前に天井を見極める方法です。オニールはこの法則によって2000年のITバブル崩壊に巻き込まれなかったそうです。

この分析方法は、株価は大きな資金を動かす機関投資家の動向によって動くという考え方を前提としています。そして機関投資家が売り抜けたサインを見つけたところが天井だと考えます。

  1. まずは株価と出来高を毎日確認します。
  2. 出来高が増えているのに、株価が変わらないまたは下がる日があるか探します。(機関投資家が売り抜けて個人投資家が買っている日はこういう挙動になります)
  3. この条件の日が4~5週間で4~5回発生すると、その後相場は下落します。

2000年3月のナスダック急落

  • 3/7:ナスダックは前日より出来高が多かったのですが、株価は下げて引けました。これは6週間ぶりのことでした。機関投資家の売り抜け1日目。まだこの時点では天井かどうかわかりません。
  • 3/10:ナスダックは午前中に85ポイント上げて新高値を付けましたが、午後に値を下げて結局2ポイントの上昇にとどまりました。この日の出来高は直近の平均を13%上回っていました。これが2回目の売り抜けサイン。
  • 3/14:前日より出来高が多かったにもかかわらず、株価は4%下げて引けました。3回目の「売り抜け」サイン。
  • 3/25:1週間ほど株価は上昇しましたが、4回目の売り抜けサインが発生。これで相場の天井を示すサインが確定しました。

その後は連続して売り抜けサインが出ましたし、結果的に3/10が天井になっていました。

2000年3月のナスダックチャート
2000年3月のナスダックチャート

市場心理分析

「強気相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中に育ち、楽観とともに自立し、幸福の中で消えていく」という有名な格言があります。

楽観から幸福になっている状況で、典型的にみられる3つの状況を説明します。

  • メディアの過剰報道:SNS・テレビで投資特集が急増したり、投資とは関係のないファッション誌などでも株の話題が取り上げらたら売りサインです。
  • 初心者の大量参入:投資経験のない人が話題にし始めたら売りサインです。
  • 好材料でも株価が上がらない:最高益など非常に良いニュースが出たのに株価が上がらなくなった場合はたら売りサインです。これは、すでに買いたい人は買い終わっており、これ以上解体人がいない、つまりあとは売られるだけの状態です。

相場の天井を見極めるための現実的な対応方法

この記事で紹介してきた方法は、いずれもひとつの方法だけでは信頼性が低いです。

そこで、

  • 1つ目のサインが出たら投資額の1/3を売り、
  • 2つ目のサインが出たら追加で投資額の1/3を売り、
  • 3つ目のサインが出たら投資額の残りの1/3を売る、

といったように段階的に撤退する方法がいいでしょう。

株を売った後に、その株が上がる場合もあり得ます。しかしそのことで公開しても仕方がありません。今回は上がったけど、下がっていたかもしれない、という気持ちを持つことが心穏やかに投資を続けるコツだと思います。

まとめ

相場の天井を完璧に予測することは難しいですが、テクニカル分析・出来高分析・市場心理分析を組み合わせることで、天井が近いサインを高い確率で察知できます。

相場の天井はピンポイントで当てることはできないと割り切り、複数の警告サインが重なったゾーンで段階的に撤退するのが最も現実的な戦略です。