
FIRE(早期リタイア)を目指しているけれど、結局いくら貯めれば安心できるかな?

そんな不安を解消するために、
インフレ率と年金に対応したFIREシミュレーションをつくりました。
ネット上にある多くのFIREシミュレーションは、インフレ率や、日本の年金特有の仕組みであるマクロ経済スライドを考慮していないものがほとんどです。
そこで今回は、それら全ての変動リスクを盛り込んだ現実に即したFIREシミュレーションを作成しました。まずはご自身の数字を入力して、現実的な未来を可視化してみましょう。
インフレ率と年金に対応したFIREシミュレーション
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なぜインフレ率と年金を計算に入れるのか?
日本でも物価上昇(インフレ)が普通になり始めました。例えば、インフレ率が年2%で続くと、今の100万円は30年後には約55万円の価値にまで下がります。インフレ率を入れていないシミュレーションでは、今の物価が一生続くという非現実的な前提に立っていることになります。
FIRE後の生活費がインフレにより上振れることを考慮して、十分に資産をつくってからFIREしましょう。
一方で、資産運用益に加えて年金も考慮することで、FIRE後の資産に少し余裕ができます。年金も現実的なシミュレーションのためには必要です。

シミュレーション結果から見える3つの対策
もし、資産が途中でゼロになってしまったとしても、落ち込む必要はありません。これから対策を打てばいいのです。対策は主に4種類あります。
FIRE予定年齢を数年遅らせる
最も確実で効果が大きいのが、FIRE時期の延期です。 FIREを数年遅らせるだけで、ダブルの効果で資産計画が改善します。
- 入金期間の延長:給与収入から投資へ回せる元本が増え続けます。
- 複利運用の最大化:FIRE開始時点の資産が大きいほど、福利の効果が大きくなります。
このダブルの効果で、100歳時点の残高が数千万円単位で好転することも珍しくありません。
早くFIREしたい気持ちはあるでしょうが、安全にFIREするためにはある程度仕事を続けることが必要かもしれません。
資産を増やす
現在の資産額で足りないのであれば、シンプルに資産額を増やします。本業での昇進や転職、または副業で収入を上げて資産を増やしましょう。
何年後に資産額が○○万円になったとしたら、という想定でシミュレーションをやり直して結果が改善すれば、転職や副業のモチベーションが上がると思います。
もし副業に成功すれば、FIRE後のリスクヘッジにもなります。
生活費を下げる
投資利回りは自分でコントロールできませんが、支出を抑えることは完全に自分でコントロールできます。
もし月の生活費を3万円削れば、年間で36万円の支出減。これを30年続ければ1,080万円の節約になり、さらにその分を運用に回せば資産寿命は劇的に伸びます。
そのためには、家賃、通信費、保険、サブスクリプションなどの固定費を優先的に見直しましょう。FIRE後の生活水準を少し下げるだけで、必要な目標資産額そのものを大きく引き下げることができます。
サイドFIREへシフトする
完全なリタイアであるフルFIREが難しい場合、週2~3日の労働や、好きな趣味を実益にする程度の低負荷な労働をすることで、資産の取り崩しスピードを大幅に抑えられます。
また、安定した収入がなくなる恐怖は想像以上に大きいものです。少額でも収入がある状態は、相場の下落局面における強力な精神安定剤となります。
まとめ
この記事では、インフレ率と年金に対応したFIREシミュレーションをつくりました。
シミュレーションでFIRE成功という結果が出た方、おめでとうございます!
FIREするには資金不足の可能性という結果が出た方でも、まだ大丈夫です。現実を認識すれば対策を打つことができます。FIRE予定年齢を数年遅らせる、資産を増やす、生活費を下げる、サイドFIREへシフトする、これらを組み合わせるとFIREを成功させることができます。
ぜひ、このシミュレーターをブックマークして、家計管理や投資方針を見直す際の参考にしてください。

