
ゴルプラってどう?
いい投資信託かな?

ゴルプラは金とS&P500に効率よく投資できる、いい投資信託です。
金価格とアメリカのS&P500は値上がりが続いており、投資対象として注目を集めています。
この記事では通称「ゴルプラ」と呼ばれる投資信託「Tracers S&P500ゴールドプラス」について、その特徴や手数料を調べた結果を紹介します。
金への注目
長期の金価格のチャートを見ますと、おおむね一貫して右肩上がりのチャートになっています。特に最近の値上がりは急激で、魅力的です。
金には普遍的な価値があり、インフレ対策になるメリットがあります。さらに大きく値上がりもしているため、注目を集めています。

S&P500連動投資信託の人気
S&P500指数は、米国の主要産業を代表する約500社の株式で構成された、同国の代表的な株価指数です。米国株式市場の時価総額の約80%をカバーしており、米国株の動向を表す指標として広く認識されています。
2024年にNISAが始まって以来、つみたて投資が広まっています。投資信託の買付金額ランキングでは、オルカンなど全世界株に連動する投資信託が1位、S&P500に連動する投資信託が2位となっています。
- オルカン
- S&P500
実はオルカンの中の約60%はアメリカ株で、世界の株式市場には連動性があるため、オルカンとS&P500似たような値動きをします。
ゴルプラの特徴、運用の仕組み
金と株式に投資する投資信託
金と株式は代表的な投資対象ですが、このふたつに同時に投資できる投資信託があれば手間がかからない、そういったニーズにこたえる投資信託が、ゴルプラです。
ゴルプラは、S&P500株価指数先物取引および金先物取引に係る権利に投資を行います。
金と株式は異なる値動きをすると言われており、市場でリスク回避の動きが強まる局面では金が強みを発揮し、ゴルプラの下落幅を抑制することが期待されます。

投資金額の2倍に相当するレバレッジ
ゴルプラは金とS&P500に投資します。
金については、金先物取引の買建総額が投資財産の純資産総額の100%相当額となるよう投資します。
株式については、S&P500株価指数先物取引の買建総額が投資財産の純資産総額の100%相当額となるよう投資します。
つまり、ゴルプラを100万円分購入すると、100万円分の金と100万円分のS&P500、合計200万円分の投資をするのと同じ効果が得られます。

低い手数料
ゴルプラの信託報酬は年率0.1991%です。ゴルプラはインデックスファンドのため、アクティブファンドのような高い手数料はかかりません。
また、購入時手数料はゼロです。
ゴルプラの運用実績
ゴルプラとS&P500と金ETFの基準価格の推移チャートを比較しました。
ゴルプラが設定された2022年8月から2025年8月までの期間では、ゴルプラが最も値上がりしており、2番目が金、3番目がS&P500でした。
金もS&P500も値上がりしているためにゴルプラの成績は非常に良い結果となっていました。

ゴルプラを購入できる金融機関
- SBI証券
- 楽天証券
- マネックス証券
- 松井証券
- 三菱UFJ eスマート証券
- moomoo証券
- PayPay銀行
- 千葉銀行
ゴルプラとゴルナス、どっちを買えばいい?
ゴルプラと似ている、ゴルナスという投資信託もあります。ゴルプラは金とS&P500、ゴルナスは金とNASDAQ100に投資する投資信託です。
このふたつは似ているため、どちらを買えばいいか悩むことがあるかもしれません。そういう場合は、
- 今後S&P500が成長すると考える人→ゴルプラ(金とS&P500)
- 今後NASDAQ100が成長すると考える人→ゴルナス(金とNASDAQ100)
- わからない人→ゴルナスとゴルプラ半分ずつ
という買い方がいいと思います。
まとめ
通称「ゴルプラ」と呼ばれる投資信託「Tracers S&P500ゴールドプラス」について、その特徴や手数料をわかりやすく紹介しました。
ゴルプラは金とS&P500に投資することと、2倍のレバレッジをかけていることが特徴です。2022年8月の設定来では、金とNASDAQより高い値上がりをする実績を出しています。
今後は金とS&P500が成長すると考えている人にとって、おすすめできる投資信託と言えます。