ひふみ投信っておすすめ？いい投信？
10年連続でTOPIXを上回る運用成績を収めた素晴らしいファンドでした！
しかし最近の成績は良くないです。原点回帰すればいいのですが。
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ひふみ投信の特徴
基本情報
まずはひふみ投信の基本情報から見ておきましょう。
ひふみ投信は、カリスマファンドマネージャー藤野英人氏が率いる投資信託で、主に日本の成長企業に投資しています。
「日本を根っこから元気にする」というコンセプトのもと、独自に発掘した企業に投資し、顧客の資産形成を支援するとともに、日本経済の未来に貢献しています。 TOPIXを上回る成果を目指すアクティブファンドです。信託報酬は1.078%（税込）で、アクティブファンドの中では比較的低めです。
| 運用会社 | レオス・キャピタルワークス |
| 投資対象 | 日本や海外の成長企業 |
| ベンチマーク | TOPIX |
| 運用方針 | アクティブ運用 |
| 信託報酬 | 1.078% |
| 純資産総額 | 1,915億円超（2025年10月） |
運用方針
- 企業の成長とともに、投資家の資産形成を目指す
- 日本を根っこから元気にする
というふたつのコンセプトで、主に日本株の成長企業・割安企業に投資し、長期的に保有するスタイルです。
海外の株に投資することもありますし、相場環境を見ながら現金比率を調整する「柔軟な運用」が特徴です。
ひふみ投信の魅力6選！
日本企業の応援投資
ベンチャーから老舗企業まで、未来ある日本企業を応援する投資スタイル。
「応援してよかった」と心から思える、社会貢献型の資産形成を実現できます。
投資哲学と運用スタイル
割安な成長株（PER10倍以下／PBR1倍割れ）を中心に投資対象を選別。
市場の注目外に潜む成長を掘り当てる戦略で、2008年の設定以来、高いリターンを実現してきました。
成長性 × 安定性の両立
ひふみ投信が目指すのは、守りながらふやす運用。
世界経済の変化にも柔軟に対応しながら、厳選された成長企業へ投資。
下落局面でも積極的にリスクを管理することで、長期的な安定成長を支えます。経済不安時には株式を一部売却し、リスク軽減のために現金比率を高め、状況が改善した際には割安な株式を再度購入して、投資機会を最大化します。
徹底的な現場取材
データでは語れない企業の人・文化・未来を、現場に足を運び、対話することで見抜く。
年間1,000件を超える企業訪問。数字の裏にある「人」や「志」を見極めた投資先選びが、未来のリターンを生み出します。
実績と信頼
- R&Iファンド大賞「国内株式コア部門 優秀ファンド賞」3年連続受賞（2023〜2025年）
- モーニングスター・ファンド・オブ・ザ・イヤーに毎年ランクイン
- 純資産残高1,900億円超
顔の見える運用
セミナーやイベント、YouTubeなどで積極的に情報発信を行い、顔の見える運用を実践しています。
お客様との直接対話を通じて信頼関係を築き、きめ細やかなサポートを提供しています。
運用報告イベント「ひふみアカデミー」など、定期的な情報発信。
あなたと運用担当者が直接つながることで、投資の納得感も深まります。
設定来チャート
ひふみ投信は2008年の設定来、TOPIXを大きく上回る好成績を収めています。
しかし期間を分けると違った姿が見えてきます。
2008年～2018年は10年連続でTOPIXを上回る素晴らしい成績でしたが、2018年～2025年の成績はTOPIXと同等か少し下という微妙な成績です。
ひふみ投信の成績が悪くなった理由
ひふみ投信は現場に足を運び、社長に直接会って話を聞くという手法で、上場したばかりの中小型株や、まだ世の中にあまり知られていない成長企業を発掘して投資してきました。
この強みによって、ファンド設立の2008年以降10年連続でTOPIXを上回る運用成績を収めました。これが投資家からの厚い信頼を生みました。
しかし、2018年頃から風向きが変わります。これはひふみ投信の純資産総額が大きくなり、初期のような小型成長株に投資できなくなったためです。
過去の組み入れ上位銘柄と2025年の組み入れ上位銘柄を比較すると、小型株から大型株へ組み入れ銘柄が変化した様子がよくわかります。
ひふみ投信は割安小型株を発掘して投資するスタイルで急成長できましたが、2018年以降は純資産総額が大きくなりすぎたために大型株ファンドになってしまい、過去の素晴らしいパフォーマンスを再現できなくなってしまいました。
| 2008年10月 | 2009年10月 | 2025年10月 | |
| 1 | ゴールドクレスト | 総合メディカル | フジメディアホールディングス |
| 2 | 日本電産 | タピオ | ソニーグループ |
| 3 | サイゼリヤ | アスクル | トヨタ自動車 |
| 4 | アスクル | ニトリ | 伊藤忠商事 |
| 5 | DCM | ツムラ | 三菱UFJ |
| 6 | ニトリ | ワタミ | 富士通 |
| 7 | エイチ・アイ・エス | ファーストリテイリング | ソフトバンクグループ |
| 8 | 第一三共 | エス・エム・エス | 日本電気 |
| 9 | スルガ銀行 | ジェイアイエヌ | 丸紅 |
| 10 | 三井住友FG | 日本電産 | 三菱重工業 |
ひふみ投信のメリットとデメリット
メリット
- 運用において、銘柄・経営者・成長性を重視する、企業ファンダメンタル重視の運用スタイル
- 成長企業を応援する姿勢に共感できる
- 設立当初の好成績を実現して一時期現場を退いていた藤野英人氏がファンドマネージャーに復帰した
デメリット
- 純資産総額が大きくなりすぎたために得意の小型株へ投資できなくなった
- 信託報酬・運用コストがインデックスファンドと比べて高め
ひふみ投信が向いている人
- ファンドマネージャー藤野英人氏の投資方針に共感する人。
- 日本の企業を応援しながら投資したい人。
- 長期的に資産を増やしたいと考えている人。特に「成長企業を見つけて中長期で保有したい」というスタンスの人。
- 投資初心者でも「積立投資」「長期投資」の枠組みで、ある程度投資リスクを許容できる人。
ひふみ投信の投資家
ひふみ投信は日本株へ投資するアクティブファンドの中で１、2を争う人気投資信託です。主に30代～60代の方が、毎月1～3万円の積立投資をされています。 あなたも資産の一部をひふみ投信に振り向けてみてはいかがでしょうか。
まとめ
割安成長株投資で、日本企業の応援をするというひふみ投信のスタイルに共感する人はひふみ投信の購入を検討してみてください。
ひふみ投信は証券会社でも購入できますが、ひふみ投信の公式サイトから購入すると手数料がお得になるサービスがあります。購入するなら公式サイトからがおすすめです。
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ブログ著者のおくりんは、オルカンまたはS＆P500連動投信のコアとなる資産に加えて、サテライトとして成長株への投資がよいと考えています。ひふみ投信に投資する場合も、上限は全資産の10～20%程度までにした方がよいでしょう。
