半導体はAI、自動運転、データセンターなど未来技術の要です。

半導体企業に投資して儲けたい!
でも個別銘柄に投資するのはリスクが高いからETFで分散したい。
そんな方におすすめなのが、ヴァンエック半導体ETF(SMH)とiシェアーズ半導体ETF(SOXX)。どちらも半導体関係ETFとして非常に人気です。
この記事では、SMHとSOXXの特徴・メリット・注意点を比較します。
SMHとSOXXの特徴
基本情報の比較
| 名称 | ヴァンエック半導体ETF VanEck Vectors Semiconductor ETF | iシェアーズ半導体ETF iShares Semiconductor ETF |
| ティッカー | SMH | SOXX |
| 運用会社 | VanEck | BlackRock |
| 運用開始 | 2000年5月 | 2001年7月 |
| 運用資産残高 | 374億ドル | 169億ドル |
| ベンチマーク | MVIS US Listed Semi-conductor 25 Index | ICE Semiconductor Index |
| 経費率 | 0.35% | 0.34% |
| 構成銘柄数 | 26社 | 33社 |
ベンチマークの比較
SMH:MVIS US Listed Semi-conductor 25 Index
MVIS US Listed Semi-conductor 25 Indexとは、米国市場に上場する時価総額および流動性の高い主要な半導体関連企業25社を対象とした株価指数です。銘柄数が少ないため、NVIDIAやTSMCといった業界トップ企業の投資比率が高くなる傾向があります。
SOXX:ICE Semiconductor Index
ICE Semiconductor Indexは、米国株式市場の半導体セクターに分類される主要30銘柄を対象とした株価指数で、iFinanceが算出・公表しています。 「ICE半導体指数」とも呼ばれます。
構成銘柄の比較
SMHとSOXXの構成銘柄は、上位10銘柄のうち8銘柄が共通しています。半導体受託生産世界一のTSMCと、最先端のEUV露光機を世界で唯一製造できるASMLは、SMHだけに組み入れられています。
構成銘柄の順番とウェイトにも差があります。SMHは構成銘柄数が約25と比較的少ないため、銘柄ひとつごとのウェイトが大きくなります。
| ヴァンエック半導体ETF(SMH) | iシェアーズ半導体ETF(SOXX) | |||
| 1 | NVDA | 18.6% | AMD | 10.2% |
| 2 | TSM | 9.5% | AVGO | 7.7% |
| 3 | AVGO | 8.0% | NVDA | 7.3% |
| 4 | MU | 6.9% | MU | 6.3% |
| 5 | AMD | 6.7% | QCOM | 5.4% |
| 6 | ASML | 5.5% | LRCX | 5.0% |
| 7 | AMAT | 5.4% | AMAT | 4.7% |
| 8 | LRCX | 5.4% | INTC | 4.7% |
| 9 | INTC | 5.3% | MRVL | 4.6% |
| 10 | KLAC | 4.7% | KLAC | 4.3% |
SMHとSOXXの価格推移
過去5年のSMHとSOXXの価格推移を比較しました。2021年から2023年まではほぼ同等でした。2023年から2025年にかけて、SOXXは価格が順調に伸びましたが、それ以上にSMHの上昇率が高い結果となり、SMHのパフォーマンスのほうが高い状況です。

SMHとSOXXに投資するメリット
SMHを選ぶ理由
- 最先端の生成AI関連銘柄の組み入れ比率が高い:NVIDIAを筆頭に、半導体の中でも成長企業を大きく持っている
SOXXを選ぶ理由
- 分散が効いている:構成銘柄がSMH約25社に対してSOXXは約30社
- 経費率が低い:SMHの0.35%に対してSOXXは0.34%
- 配当実績あり
どちらを選ぶ?
- 最先端の生成AI関連銘柄に大きく通ししたい人 → SMH
- 分散が効いており、成長企業も含みつつリスクを抑えたい人 → SOXX
ただし、実は楽天証券とSBI証券ではどちらもSMHしか取り扱いがありません。
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まとめ
この記事では、半導体関係企業へ投資するETFであるSMHとSOXXを比較しました。SMHとSOXXはどちらも構成銘柄が似ているETFでした。
しかし、直近のパフォーマンスはSMHのほうが高い結果となっています。また、SBI証券と楽天証券ではSMHしか取り扱っていません。
そのため、半導体の個別銘柄ではなくETFに投資したい人は、SMHがおすすめです。

