
会社に行きたくない~
デイトレーダーになりたい!

デイトレーダーで成功するのは5~10%と言われていて
だれでも成功できるわけではないよ?
この記事では、松井証券の一日信用利用者レポートをもとに、デイトレーダーの年収やトレードスキルについて考察します。
松井証券の一日信用利用者レポートとは?
「一日信用取引」とは、信用取引のうち建玉をその日中に返済する取引です。
松井証券では、一日信用取引を月間で新規建約定代金5 億円以上実施したデイトレーダーを対象に、上位30%(利益プラス群)および下位30%(利益マイナス群)を抽出し、勝率・損益率・建玉保有時間などの平均データを集計しています。
月間で5億円ということは、ひと月20営業日と仮定すると1日に延べ2,500万円のトレードをする人です。例えば毎日500万円の取引を5回以上する人です。これはサラリーマンには難しいので、専業デイトレーダーとみなせます。
一日信用利用者レポートは、デイトレーダーが実際どの程度の利益を得ているのか、デイトレーダーの勝ち負けの差は何か、を客観的に確認できる貴重なデータです。
勝てるデイトレーダーと勝てないデイトレーダーの差
勝率
プラス群の勝率は66.30%、マイナス群の勝率は59.77%で、プラス群の方が高いです。ただし、マイナス群でも半分以上の確率で勝っています。

損益率
プラス群は利益が出た場合は0.50%の利益を確定し、損切りした場合は−0.73%で決済していました。
マイナス群は利益が出た場合は0.31%の利益を確定し、損切りした場合は−0. 89%で決済していました。
プラス群のほうが、利益が大きく、損失が小さいトレードになっています。

建玉保有時間
プラス群の保有時間は、利益が出た場合は29分31秒、損切りした場合は61分12秒でした。
プラス群の保有時間は、利益が出た場合は17分42秒秒、損切りした場合は52分08秒でした。
プラス群のほうが、利益が出た場合も損切りをした場合も保有時間が長い傾向でした。

デイトレードにおける理想的な戦略:「損小利大」
デイトレードにおいて理想とされるのが 「損小利大」 の戦略です。
具体的には、
- 損切りは小さく、早く出す(損失を最小化)
- 利益確定はできるだけ大きく、じっくり出す(利益を最大化)
することです。
こうすることで、勝ちトレードと負けトレードのトータルで収益を確保しやすくなります。
デイトレーダーの実態
ところが、実際のデイトレーダーの成績は「損小利大」になっておらず、逆に「損大利小」になっていました。
- 利益確定の利益は小さく、損切りの損失が大きい。
- 利益確定の保有時間は短く、損切りの保有時間は長い。


つまり、プラス群であっても、多くのデイトレーダーは理想的なトレードができていないことがわかります。
デイトレーダーの年収
デイトレーダーのひと月のトレード総額を10億円と仮定してシミュレーションしました。
松井証券の一日信用利用者レポートの対象者がひと月のトレード総額5億円以上なので、10億円の人も十分多いと考えられます。例えば500万円の取引をひと月で200回すれば総額10億円になります。
プラス群
プラス群の勝率は66.30%、勝ちトレードの利益率は0.50%、負けトレードの損失率は-0.73%でした。
これをもとに計算すると、プラス群の年収は約1000万円となります。
- 勝ちトレード:10億円 x 66.30% x 0.50% = +3,315,000円
- 負けトレード:10億円 x 33.70% x -0.73% = -2,460,100円
- ひと月当たりトータル:3,315,000 – 2,460,100 = 854,900円
- 年収:854,900 x 12 = 10,258,800円
マイナス群
マイナス群の勝率は59.77%、勝ちトレードの利益率は0.31%、負けトレードの損失率は-0.89%でした。
これをもとに計算すると、マイナス群は年間で約2000万円の損失を出していることなります。
- 勝ちトレード:10億円 x 59.77% x 0.31% = +1,852,870円
- 負けトレード:10億円 x 40.23% x -0.89% = -3,580,470円
- ひと月当たりトータル:1,852,870 – 3,580,470 = -1,727,600円
- 年収:-1,727,600 x 12 = -20,731,200円

デイトレーダーで成功するのは簡単ではないね・・・
トレーダーで成功するためには
これはデイトレーダーでもスイングトレーダーでも同じですが、「損小利大」 を意識することが重要です。
- 損切りは小さく、早く出す(損失を最小化)
- 利益確定はできるだけ大きく、じっくり出す(利益を最大化)
また、自分のトレードの記録を取り、勝率、勝ちトレードの利益率、負けトレードの損失率が「損小利大」になっているか定期的に確認することも有効です。
スイングトレードの極意シリーズでは、毎月連続してプラスの成績を維持するという驚異的な成功を収めている著者によって、トレーダーとして失敗しないポイントと成功するためのポイントをわかりやすく実践的に説明されています。
トレーダーの方にはもちろん、長期投資家タイプの人にとっても買い時や売り時のヒントにできる内容がありますのでおすすめです。
まとめ
松井証券の一日信用利用者レポートのデータから、デイトレーダーの上位30%の年収は約1000万円と推定しました。
ただし、下位30%のデイトレーダーは年間で約2000万円の損失を出すペースで損を出しており、トレーダーを続けることが難しい実態もわかりました。
トレーダーとして成功するためには「損小利大」を意識したトレードをすることと、自分のトレードの記録を取って定期的に点検することが重要です。
